深夜二時の小さな国境

午前二時、橋の向こうで過去を賭けるか否か。

あらすじ

玲は十九歳、灰色の街シエラで母の喪失と沈黙を抱えて暮らす。ある夜、母の遺した奇妙な地図に導かれ、午前二時に現れる“国境”を越える決意をする。しかし越境には過去を対価として差し出す代償がある。喉に刺さった罪を手放すべきか、弟・奏との絆を守るべきか――玲は何を選び、何を失うのか?読み進めるほどに問いが深まる。

エピソード

  1. 第1話 プロローグ:砕けた月と沈黙の始まり
  2. 第2話 第一章:灰色のシエラと母の遺品
  3. 第3話 第二章:午前一時五十九分の境界線
  4. 第4話 第三章:検問官サカキの要求
  5. 第5話 第四章:奏の通行料
  6. 第6話 第五章:虚無の回廊(ノーマンズランド)
  7. 第7話 第六章:物語の残滓との遭遇
  8. 第8話 第七章:地図が語り始める真実
  9. 第9話 第八章:午前二時四十五分の決断
  10. 第10話 第九章:対岸の街ルナへの入城
  11. 第11話 第十章:物語の図書館と母の背中
  12. 第12話 第十一章:物語の共有(リ・ナラティブ)
  13. 第13話 第十二章:午前三時の鐘と最初の言葉
  14. 第14話 エピローグ:書き換えられた地図