紅砂鎧の庭師と火山教団
赤い粒子は救いか、鎖か。手の感覚と合意の重さを抱えて。
あらすじ
火山噴火で被災した仮設集落。主人公ユウナは元庭師の手つきで冷却路を整えながら、夜に舞う“紅砂”の粒子が皮膚にまとわりつき、鎧のような力を発現することに気づく。紅砂は仲間との合意で一度だけ作戦を共有し現実化できる強力な道具だが、使用の代償として感覚の一部を失い、単独使用や合意無き介入は危険を伴う。火山教団は救済の名目で避難民の選択を奪い、紅砂や制度を使って人々を管理しようとする。ユウナは仲間たちと情報を掴み、教団の装置や文書を暴きながら、力をどう使うか、誰が選ぶのかという重い選択に向き合っていく。