村勇者
守るほど、何かが失われる。村を巡る静かな誓いの物語。
あらすじ
斎藤誠は、消防士だった前世の記憶とともに畦道の村――鶴見村で目を覚ます。手にした古びた火かき棒は“護村の焔”として働き、村を守るためにのみ発動するが、使用には記憶の喪失や老化といった代償が伴う。領主側の徴発と青い札を媒介にした襲撃、鉱山や遺跡に眠る青い結晶といった外部の脅威に対し、誠は村人たちと訓練と連携を重ね、夜襲や調査、刻印の儀式へと挑んでいく。鍛冶屋の茜や情報に長けたリオ、大村村長らと紡ぐ共同防衛の過程、焔の使用がもたらす喪失とそれでも守り続ける覚悟が物語の芯。村の日常描写と、遺跡での儀礼や夜間潜入の緊張感が読みどころであり、守ることと代償の天秤に揺れる主人公の内面が静かに迫る。
エピソード
- 第1話 序章 焔の目醒め
- 第2話 第1章 畦道の火消し
- 第3話 第2章
- 第4話 第3章 村の輪郭と誓い
- 第5話 第4章
- 第6話 第5章
- 第7話 第6章 夜の倉庫と青い破片
- 第8話 第七章 連合の火
- 第9話 第8章 徴発所襲撃
- 第10話 第9章
- 第11話 第10章 廃坑の青い心
- 第12話 第11章 城下の証
- 第13話 第12章 青い札の余波
- 第14話 第一部幕間
- 第15話 第13章 辺境を出る日
- 第16話 第十四章 商会の帳簿と古書の断片
- 第17話 第15章 分かち合う代償
- 第18話 第16章 刻印と共鳴
- 第19話 第17章 喰らいの縁(えにし)
- 第20話 第18章 遺跡の合図
- 第21話 第19章 覚悟の目録
- 第22話 第20章
- 第23話 第21章 護りの芯
- 第24話 第22章
- 第25話 第23章 余波の音
- 第26話 第24章 祭火の夜
- 第27話 第二部幕間
- 第28話 終章 護りは循環する
- 第29話 巻末特別章 火のあと、日常の端