白砂月時計のルゥン

十三の歯が示すのは、取り戻すべき時間か、守るべき代償か。

あらすじ

白砂の街クレセント。満月に降るはずの「時砂」が届かず、夜の長さが三日分も伸びた世界で、懐中時計職人の記憶の断片を帯びた若者ルゥン(朝倉透の意識の一部を抱える)は、十三の目盛りを持つ奇妙な輪(歯車)と冷却室の謎に向き合う。運び屋のミナ、追手を逃れる元騎士エド、十三拍を刻むシアと、腹に輪模様を持つ獣ノクとともに、止まった時間を修理するか、それとも守るかの選択を迫られる。修理には「一時間分の記憶を失う」という代償が付きまとう。壊れた時計塔、黒い満月の赤い脈、地下の冷気──時間をめぐる静かな緊張と、仲間たちの決断が物語の核。記憶と責任、失うことと守ることの葛藤が読みどころ。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 終章