光導斧の航海士と図書兵器庫
合意が道を示し、代償が声を奪う。
あらすじ
堤防や倉庫街、塔の影に囲まれた沿岸の避難所。光を放つ特殊な斧「光導斧」を操る航海士・湊(みなと)を中心に、斧を媒介に仲間と“合意”を共有して作戦を実行する人々が描かれる。対するは、住民の選択を解析・編集して支配しようとする組織「図書兵器庫」。誰がいつ、どのように合意を取るか──合意がなければ斧は代償を伴い、記録装置は人々の過去や選択を暴き関係を壊す。共同体の存続を賭けた選択の重み、代償と倫理の葛藤、仲間と避難民を守るための緊張と駆け引きが読みどころ。