海召喚
海を呼ぶほどに、日常の重さが増していく。
あらすじ
浜田蓮は孤島の漁家に生まれた十八歳の若者。海を見る、ひと掬いの海水を持つ、短い掛け声――三つの条件で海を呼ぶ「海召喚」の力を持ち、銀の貝を手がかりに港や島々を救ってきた。しかし力を使うたびに身体に刻まれる“潮柄”や喉の渇きといった代償が残り、補填としてどこか別の海域が歪むことも判明する。外部の商団や学術団体、海底に眠る環状の古い機構「潮ノ枢」といった外的要因が重なり、蓮は日常を守るために仲間と共に選択を迫られていく。海の応答と代償、島の暮らしと古い機構との対話が物語の中心テーマだ。
エピソード
- 第1話 序章 海を呼ぶ手
- 第2話 第1章 海の合図
- 第3話 第2章 買付けの風
- 第4話 第3章 潮の代償
- 第5話 第4章 分かれる潮路
- 第6話 第5章 潮の代償
- 第7話 第6章
- 第8話 第7章 潮守りの唄
- 第9話 第8章 分散の潮
- 第10話 第九章 海の回路
- 第11話 第10章 潮は選ぶ
- 第12話 第十一章 海の回路
- 第13話 第12章 水の回路(十二章)
- 第14話 幕間
- 第15話 第十三章 出帆の朝
- 第16話 第14章 潮の反応
- 第17話 第十五章 祠の潮歌
- 第18話 第十六章 潮の門
- 第19話 第十七章 外縁の縁(ふち)
- 第20話 第十八章 潮ノ枢の記憶
- 第21話 第十九章 潮鍵の断片
- 第22話 第20章 死海の鍵
- 第23話 第21章 潮の裁定
- 第24話 第22章 潮歌の前夜
- 第25話 第23章 潮の詩(しおのうた)、払う代価
- 第26話 第24章 結びの潮
- 第27話 第二部幕間
- 第28話 終章 海は、今日も呼べば答えた
- 第29話 巻末特別章 潮の余韻──銀の貝と小さな日々