迷宮番

管理は選択だ。守るために何を払うか、誰が決めるのか。

あらすじ

斎藤誠は迷宮の入口にある小さな管理室で「管理人」を務める男だ。木製の机、黄ばんだ巡回帳、球形の浮遊端末エール、石の番人クルム――日常は細かな巡回記録と印章による手続きで成り立っている。しかし管理盤を操作するには条件があり、強力な介入には代償が伴う。町側の開発や換源院の研究介入、不正な掘削や密猟といった外部の圧力が増す中、誠は共同体と迷宮を守るために記録を集め、協約を結び、時に管理盤を使って位相を調整していく。赤い鍵や登録印、仲間たちとの交渉と緊迫した夜の巡回が物語の読みどころであり、「守ること」と「代償」を秤にかける葛藤が中心テーマになる。

エピソード

  1. 第1話 序章 管理室の朝
  2. 第2話 第1章 管理室の朝
  3. 第3話 第2章 町と迷宮と赤い鍵
  4. 第4話 第3章 密猟者の跡
  5. 第5話 第4章 公共区画の試験運用
  6. 第6話 第5章 印影の揺らぎ
  7. 第7話 第6章 掘削の夜
  8. 第8話 第七章 表示外のずれ
  9. 第9話 第八章 合意のための輪
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章 協約の刻印
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章 登録印
  14. 第14話 第一部幕間 — 管理室の夜明け
  15. 第15話 第13章 換源院の接触
  16. 第16話 第十四章 公開展示
  17. 第17話 第十五章
  18. 第18話 第16章
  19. 第19話 第十七章 再編の朝
  20. 第20話 第18章 言葉を紡ぐ番人
  21. 第21話 第19章 断片を取り戻す夜
  22. 第22話 第20章 位相の守り手
  23. 第23話 第21章 同時起動の夜
  24. 第24話 第22章 カウントダウンの巡回
  25. 第25話 第23章 位相をずらす日
  26. 第26話 第24章 守るという決断
  27. 第27話 幕間──風が止む日は、管理の仕事がよく見える
  28. 第28話 終章
  29. 第29話 巻末特別章