灰路の癒やし手と終着なき魔導列車

足跡が鉄を癒やす、行き先は誰の言葉か。

あらすじ

瓦礫の旧駅で目覚めたラウルは、自らの足跡と触れた場所に青白い“回復の線”を残し、壊れた機械や線路の“あるべき姿”を呼び戻す力を持つことに気づく。半壊の魔導列車アウル号を復旧し、干ばつに苦しむ村へ水を運ぶため、仲間とともに砂塵の港や地下農園都市、崩れた橋を越えて旅を続ける。だが列車の炉は乗客の“言葉”を燃料にするという制約があり、徴税官や追跡隊、王都の干渉が彼らの前に立ちはだかる。ラウルは失われた記憶と身体に刻まれた痛みを抱えながら、誰を、どこへ運ぶのか――共同の意思と選択で炉を満たすための葛藤を重ねていく。修復と移動をめぐる仕事描写と、脈晶に絡まる古い杭や薄闇の地下で明かされる秘密が読みどころ。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第一章 廃列車の乗務員
  3. 第3話 第二章
  4. 第4話 第三章
  5. 第5話 第四章
  6. 第6話 第五章
  7. 第7話 第六章
  8. 第8話 第七章
  9. 第9話 第八章
  10. 第10話 第九章
  11. 第11話 第十章
  12. 第12話 第十一章
  13. 第13話 第十二章
  14. 第14話 終章