巨人都市の救命士

巨人の胸で、選ぶことを救命とする。

あらすじ

前世は救命士、水城透──転生してエルドとなった少年は、骨でできた梁と血管のような通り、膜状の天井に覆われた巨人の内部都市ルーメンで目を覚ます。瓦礫の中で聞いた少女の問いと、掌に残る片方の白い手袋が彼を救護の道へと駆り立てる。仲間のガウ(骨工)、セネ(禁書を皮膚に写す者)、ミナ(詩的な聴診を行う者)とともに、同時多発する「呼吸停止」の現場に向かううち、都市を貫く杭と紫色の流れ――眠りをもたらす薬液の痕跡に行き当たる。評議会の制約と古い記録が示す歴史的な恐れの前で、エルドは「誰の命を、誰の意思で決めるのか」を問い直し、眠る者を起こすか否かを住民自身に選ばせる道を模索し始める。謎の起源と選択の重さが交錯する中、彼らは記録と手続きを整え、人々に選ぶ機会を渡そうとするが、その先に何が待つかはまだ明らかではない。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 終章
  15. 第15話 巻末特別章
  16. 第16話 巻末特別章
  17. 第17話 巻末特別章