星見寮で幼なじみの編集者は一通の手紙を追いかける

一通の手紙が、選択と記憶の在り方を問い直す。

あらすじ

深谷漣は星見寮に暮らす編集者で、幼なじみたちと共に共同制作の場を守ってきた。ある朝、門に突き刺さった差出人不明の手紙──「選べないことが怖い」という五つの文字──を見つけたことから物語は動き出す。漣は「共同痕跡」と呼ばれる、二人で作ったものにだけ残る感情の層を読む能力を持つが、それを使えば相手の選択や記憶が薄れるという代償がある。封筒の銀色のピンや古い折本、共同制作物の痕跡を辿るうちに、寮内の評点制度や公的記録が私信を取り込み、人々の選択を狭めていることが見えてくる。漣は幼なじみや仲間たちと対話と共作を重ねながら、手紙の出所と意味を追い、個人の意志を守るか制度に立ち向かうかという難しい選択に直面する。静かな工作や夜の屋上、読書会誌や折本に宿る細やかな描写を通じて、記憶・選択・共同性の重なりをめぐる倫理的な葛藤が描かれる作品です。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 第一部幕間
  15. 第15話 第13章
  16. 第16話 第14章
  17. 第17話 第15章
  18. 第18話 第16章
  19. 第19話 第17章
  20. 第20話 第18章
  21. 第21話 第19章
  22. 第22話 第20章
  23. 第23話 第21章
  24. 第24話 第22章
  25. 第25話 第23章
  26. 第26話 第24章
  27. 第27話 第二部幕間
  28. 第28話 終章
  29. 第29話 巻末特別章