魔王軍
守るために、記憶を代償にする。
あらすじ
佐原悠は目覚めると胸に冷たい金属片を握り、第十三中隊として燈ノ里に配属される。かつての自衛官としての倫理を胸に、彼は「非殺傷」で村人を守ろうと決めるが、その手段には触れた相手を結び統率する能力があり、使うたびに記憶の断片を失っていくという代償があった。仲間の粗野だが忠実な中隊長、医療に冷静なメディア、技術者ハル、そして歌声に謎めいた力を秘める幼いリリィとともに、刻印の入った弾丸と塔群が織りなす仕掛けの正体を追う。廃れた研究室や地下工房、旗塔の内部で彼らは回路のように張られた謎を解き、村を揺るがす共振を止める方法を探る。しかし守るべき命と、能力の代償――薄れていく自分自身の境界の間で、悠は何を選び、何を失っていくのか。人々を守るための統率と犠牲、仲間との絆が問われる物語。
エピソード
- 第1話 序章
- 第2話 第1章 燈ノ里へ
- 第3話 第2章
- 第4話 第3章
- 第5話 第4章 灯の歌
- 第6話 第5章
- 第7話 第6章 非殺傷防衛
- 第8話 第7章 評判と告白
- 第9話 第八章
- 第10話 第9章 刻印の指が触れた夜
- 第11話 第10章 非殺傷の防衛線
- 第12話 第11章
- 第13話 第12章
- 第14話 第一部幕間
- 第15話 第13章 灯る塔に向けて
- 第16話 第14章 古い実験室の歌
- 第17話 第15章
- 第18話 第16章
- 第19話 第十七章 旗塔の腹の中で
- 第20話 第十八章 旗塔の暴走
- 第21話 第十九章 断片と炉の場所
- 第22話 第20章 作戦会議
- 第23話 第21章 同調の輪(リング)
- 第24話 第22章 最後の節(ノード)
- 第25話 第23章 余波の灯
- 第26話 第24章 灯り
- 第27話 第二部幕間
- 第28話 終章
- 第29話 巻末特別章 小さな灯りの教室