星札の鉄路
切符の余白が、忘れた記憶と帰り道を告げる
あらすじ
辺境の駅で検札を務める「僕」は、帽子のつばを二度叩く所作と真鍮の小さな穴あけ器を頼りに、乗客の切符と意思を確かめる仕事をしている。群青の星が刻まれた切符は人の記憶や帰る場所と結びつき、近頃は座席が消えたり家族の名が抜け落ちる「未乗車災害」が各地で起きていた。仲間の風精霊リィネ、彫師のセラ、修理屋のガルド、医師のノアとともに、地下の遺された路線や中央駅で大量発行される灰色の切符と対峙し、人々の「行きたい」を守るために慎重な手続きを探る。切符に触れれば記憶が奪われる危険があり、規則と倫理の狭間で選択を迫られる彼らの葛藤と、駅ごとに少しずつ取り戻される声が読みどころ。終章まで、時間の余白と切符の色が示す変化を通して、記憶と意思をどうつなぎ直すかが静かに描かれる。
エピソード
- 第1話 序章|雨の向こう側
- 第2話 第一章 見習い検札員と群青の星
- 第3話 第2章|星札の鉄路
- 第4話 第3章|星札の鉄路
- 第5話 第6章|星札の鉄路
- 第6話 第7章|星札の鉄路
- 第7話 第8章|星札の鉄路
- 第8話 第9章|星札の鉄路
- 第9話 第10章|星札の鉄路
- 第10話 第11章|星札の鉄路
- 第11話 第一部幕間|残された約束
- 第12話 第13章|星札の鉄路
- 第13話 第14章|星札の鉄路
- 第14話 第15章|星札の鉄路
- 第15話 第16章|星札の鉄路
- 第16話 第17章|星札の鉄路
- 第17話 第18章|星札の鉄路
- 第18話 第19章|星札の鉄路
- 第19話 第20章|星札の鉄路
- 第20話 第22章|星札の鉄路
- 第21話 第二部幕間|選び直す夜
- 第22話 終章|新しい朝
- 第23話 巻末特別章|巻末特別章