月綴りの灯守り

灯りで縫い、欠落を取り戻す。静かな夜の旅。

あらすじ

ルナは、かつて照明技師・天城透だった記憶を抱えた若い織り手。村で満月を写すという「核糸」が消え、徴税役人による織機の接収や街からの“記憶の欠落”が静かに広がる。ルナは鍛冶見習いミナや旅芸人カイら仲間と共に、銀針と灯火を手に「照縫」と呼ばれる光の技で夜帳の輪郭を織り直し、奪われた夜と失われた記憶の行方を追う。劇場や廃駅、王都の白い街並みに響く半音や縫い目の描写、過去の職能が現世で光を差す場面が読みどころ。繰り返される光と影の操作は、取り戻す代償と個人の喪失──特に母の輪郭が欠けたまま残るルナの葛藤を際立たせる。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章 灯火を束ねる
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 終章