月蝕航路の港湾技師

欠けた円が示す潮路を、手で――港は壊して守る。

あらすじ

港町で潮の流れを「読む」設計者のリオ(作中では遼とも呼ばれる)は、欠けた円の刻印を持つ金属片や、折れた翼に刺さる銀色の欠片といった不可解な痕跡を追う。左耳の高音を失いながらも、彼は仲間たちとともに壊すことを織り込んだ“帰るための港”の設計を進め、王都の杭や海底に眠る古い機構の存在に気づいていく。港と人々を守るか、王都の支配に屈するか——蝕夜を前にした判断と、それに伴う危険が物語の中心葛藤だ。読みどころは、潮脈を視る描写と手旗や合図で交わされる非言語の連携、そして月と海が織りなす静謐で不穏な夜景の描写にある。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 終章