氷鱗鍛冶師の再生王国

壊れたものに残る声を、彼女は直す。

あらすじ

北境の小さな鍛冶屋を拠点に、リュネという若い鍛冶師の娘と、その仲間たちが、氷に閉ざされた国の“炉脈”と記憶を巡る異変に立ち向かう物語。序章では収蔵庫の古い箱から拾われた折れた小鍵が登場し、その触れ合いが記憶と熱の断片を呼び起こす。リュネは「凍結再生」と呼ばれる、壊れた武具の“最後の意志”を取り戻す技術で武具の記憶を修復するが、それは彼女自身に代償を残す。炉脈を巡る枯渇と、都市を一律に装備で制御しようとする勢力(ヴァルグ)の理論的な抑圧との対立、仲間(盲目の鉱脈師ミラ、伝令のカイ、王家に縁ある戦士セレネ、毛むくじゃらの同行者トト)との絆、そして“直すこと=声を返すこと”という倫理的選択が物語の中心。冬冠城や氷原、地下工房といった舞台描写、武具を通じて蘇る記憶の描写が読みどころで、王都からの召喚が新たな問いを残して物語は続いていく。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第一章
  3. 第3話 第二章 旗槍の証言
  4. 第4話 第三章
  5. 第5話 第四章
  6. 第6話 第五章
  7. 第7話 第六章
  8. 第8話 第七章
  9. 第9話 第八章
  10. 第10話 第九章
  11. 第11話 第十章
  12. 第12話 第十一章
  13. 第13話 第十二章
  14. 第14話 終章