硝子砂漠の聴器師

声なき世界で、手は選択をつむぐ。

あらすじ

かつて補聴器を作っていた職人、真壁澄人の最後の記憶は白い線と硝子の荒野だった。その後、名をイオとした男は「音を返す器具」を作る職人として、音が消えた硝子砂漠の町で暮らす。世界は音の代わりに色と振動で語り、ミラや硝子職人ネネ、老技師トウガらとともに、壊れた返音器や欠けた耳飾りの断片を巡る仕事と倫理の判断に向き合う。軍は証拠の回収や杭の扱いを巡って介入し、黒紫の濁音や地下の共鳴が記憶を蝕む危険が常に横たわる。視覚と触覚で「聞く」ことを再構築する職人たちの技術と選択、そして封書に残された謎めいた波形が物語の核となる。

エピソード

  1. 第1話 序章
  2. 第2話 第1章
  3. 第3話 第2章
  4. 第4話 第3章
  5. 第5話 第4章
  6. 第6話 第5章
  7. 第7話 第6章
  8. 第8話 第7章
  9. 第9話 第8章
  10. 第10話 第9章
  11. 第11話 第10章
  12. 第12話 第11章
  13. 第13話 第12章
  14. 第14話 終章
  15. 第15話 巻末特別章
  16. 第16話 巻末特別章
  17. 第17話 巻末特別章